9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~

ただの可愛いCGアニメーションではない!

人類滅亡後の世界を舞台に、1~9番の背番号を持つ9体の人形が巨大な機械獣と闘うダークファンタジー・フルCGアニメーション映画。

キャラクターデザインはちょっと間抜けな印象のある麻布の人形なんですが、これがまた可愛らしい。
CGアニメーションだと、大抵もっとかっこいい精密機械的なロボット作品が多い中、何だかゆるい感じの人形が主人公なので、見ているだけで少し和みます。

小さな麻布の人形から人類滅亡を結びつけるところが、なぞの世界観。そこに興味をそそられ見てしまいました。

予告だけじゃストーリーが伝わりにくいので是非見ていただきたい。

アカデミーショー短編アニメ部門にノミネートされた約11分の短編アニメに、ティム・バートン監督が惚れ込んで長編映画として蘇らせたのだから期待が持てます。
多分観れば、納得できます。

何が面白いかって、人形なのに人形の感情が人間そっくりなところ。しかも、人形界にもルールがあり、知識があり、個性がある。

主人公9番が2番を助けに行く展開

主人公の9番が目覚めるとそこには誰も居らず、仲間を探しに行くシーンから始まります。

そこで出会った、同じ背番号の書いてある2番に出会うのです。その2番がまた、個性があって表情豊かで可愛らしい。

優しくて、フレンドリーな性格だが「現世の遺物」集めが趣味であり、それが災いし機械獣にさらわれてしまうんです。
せっかく、最初に仲良くなった友達2番の為に9番が助けに行こうと、出会った仲間たちと立ち向かって行くのです。

そこでのやりとりは、まるで人間界そのもの。
卑怯で自分本位な物もいれば、今までの人形界のルールを疑問に持ち始め、勇敢に立ち向かうもの。仲間を大切にするもの。
そんなひとつひとつの性格を、麻布素材の人形たちの表情や細部にまで拘った、CGならではの表現の質感で表現されてます。

映画の最後でなぜ人形が9体なのか?秘密が明かされます。人形を作った博士の目的と、隠されたメッセージとは?

見終わった感想

現代の私たちにもたくさん共感できる部分があり、見終わった後は観てよかったと思いました。

キャラクターデザインはどちらかというと子供向きですが、ストーリーはしっかりしていて、大人が楽しめ、どこか懐かしく思わせてくれる作品でした。

お子さんと見るのをおすすめします。

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