となりのトトロ

ジブリ映画の中で、未だに根強い人気を保っている『となりのトトロ』
今年も7月に放映され、もう14回目だというのに視聴率は19.4%!

インターネットの普及で様々なコンテンツが出てきているのにこの高視聴率。
「イチロー級の(視聴率)アベレージヒッター」と言われるのも納得です。

もう何度見ているかわからないのに「見なきゃ」と思った人も少なくないのではないでしょうか。

これだけ全国区で長きにわたり放送されているとなると、もう見たことのない人の方が少ないとすら思えます。

長年愛し続けられる理由

なぜこの映画が何度再放送されても高視聴率なのでしょうか。それはきっと、「スルメ」だからじゃないかなと思います

26年噛み続けてもまだまだ味がでるという驚異的なスルメ。この映画ほど噛めば噛むほど味がでる作品があるでしょうか。

小学生が『となりのトトロ』を観ると、多くの小学生はとにかくもうトトロとネコバスのあの「ふわっふわ」
が羨ましくて仕方ないそうです。

次に中学生が観ると、人生経験が増えたことで「わぁ~♪」感動できるものが増えます。
あの「ふわっふわ」も「わぁ~♪」と癒されながら、引越し途中にメイとサツキが食べていたキャラメル、畑で採れたみずみずしい野菜、あぜ道とその頭上に広がる空などにも感動できます。

そして二十歳を過ぎた大人たちが観ると、ものすごくニッチなところに目が行くようになります。

でもちゃんと感動や疑問などの思うところがあるんですよね。

あれ?じつはサツキ、生え際結構上だけど大丈夫?なんていうどうでもいいことから、メイを探すサツキを助けるトトロがめっちゃかっこよく見えたり。

子供が出来てから観るともうメイが可愛くて可愛くて仕方がないそう。

お父さんの机に花を並べるシーンのあのゆっくり感とか、おばあちゃんの家に預けられたけど寂しすぎて泣いてしまい、サツキのいる学校に来ちゃった時の泣きはらした顔とかもうギューっと抱っこして仕方なくなってしまうそうです。

無論、映画の内容は何も変わっていないのですが、それによって自分があの頃と「変わった」んだということを確認できるんですよね。

それと変わる前のあの頃の自分も思いだせる。まさにこの映画は「心のアルバム」になってくれています。

映画の中の一コマをちょっと書くだけでもぶわぶわっと感動がよみがえるぐらい、人の心への影響力が大きい、自信を持って「出会えてよかった」と言える映画です。

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